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2010/07/06.Tue

【帯広】何故閉店したのだ(泣)…カツ重専門店桜麟(きりん)


明くる日にその店に行ってみると、面影は元の外観に変わっており、看板も外されていた。店前で私は唖然とその場に立ちすくしてしまった。オープンし暫く様子をみてから暖簾を潜ってみたのが昨年だ。中へ入ってみると何とも狭いカウンターのみの店であった。しかしその店の主は元気一杯に「いらっしゃいませ!」と意気揚々で挨拶をくれた。店内の壁には若き店主の手書きのイラストや文字がポップで何とも賑やかな感じで微笑ましかった。若さ、輝き、情熱。

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まずはカツ重800円を頂いてみた。

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フライヤーも小さいがしっかり手入れがされている。
厚みのあるカツを揚げてから、なんと丼鍋ではなく15cm程のフライパンで調理する。

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揚げた衣に焼き色を付けてから卵液を投入。
これが面白い効果を発揮した。

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香ばしさと衣に今まで感じた事のない
食感があり、また半熟の卵が丁度私好み♪

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あっさりした丼ツユもイイ。
ただ若干卵の火の通しを気にしていたからか、熱々とまではいかなかった。

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しかし!
こりゃ私好みのかつ重だ。しかし何故丼じゃなく重なのか??
旨いじゃないか。帯広の中でも個人的に5本の指に入る旨さ。





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その後、再訪。ソースカツ丼を頂く。

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このソースカツ丼に関しては試行錯誤を繰り返し、納得が全然いくものが
出来ない代物であったそうだ。しかし突然の閃きでこうして誕生したもの。

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ソースの尖った味わいは差ほどなく、こってりしてそうだが
思いのほかあっさりした味わいだ。これも柔らかい肉質が特徴。

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そして!また再訪!!
カツ丼界の革命戦士塩カツ丼を頂く。

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そう、此方のお店のメニューの一番の特徴はユーモア溢れるネーミングにある。
他にも丼最強伝説とかカツの紋章とかw店主の拘りと旨い一杯を提供したいという
心の現れを感じる事が出来る。

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塩カツ丼。
店主「他にはない味です!勝負しました!」という意気込みだ。
塩ダレではなく、下味に塩味を足したものだ。これが中々旨い。

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月毎に変わる裏メニューが面白い。創作意欲も十分に感じる事ができた。




カツ丼で勝負したい!と若き店主は私と熱を帯びた会話を交わしてくれた。「命を賭けてます!」とまで豪語した店主に私は惚れてしまった。彼の発する言葉の一つ一つに情熱と自信を感じる事が出来た。彼の目が輝いていた。その後も何度か通ったが、しかし数か月ご無沙汰にしてしまった。ふと、久々に彼の顔に逢いたいと思った。しかしそれは叶わぬ願いとなってしまったのだ。残念だ。是非もう一度「丼最強伝説店」の暖簾を掲げて欲しいと強く願う。どうか是非。

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2010/05/22.Sat

【音更】とんかつ・お食事の店いなほ亭

※情報提供あり、いなほ亭は閉店した模様です…(平成22/7/16追記)

御久し振りのいなほ亭でございます。2008年3月にオープンした音更の端にあるとんかつのお店。ここいら界隈にも美味しいラーメン屋さんや飲食店のお店が存在するので侮れない一角でもある。いなほ亭は素材を厳選し当地食材だけではなく「ウマイ」と自信を持ったものを提供されている。また一軒家を改築し、傍目からは飲食店になかなか見えないのも面白い。ニソロモシリ時代の記事はこちら


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入口にはお清めの盛り塩が置かれている。
最近ではなかなか他でも御目にかかれない光景だ。

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暖簾を潜ってみるとお家のように玄関で靴を脱ぐ。
さらに進んでみると全て座敷間になっている。

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胡坐をかいて座る。西日が入りほんわかする店内。
また此方のお店の方々も柔らかい接客でホントに
どこかのお家に招かれたような錯覚になってしまう。


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それぞれのドレッシングも自家製。
特製ソースに、ごまだれまでも存在する。

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此方の赤みの帯びた塩はアンデス産の紅塩となる。

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さて今回は今まで食していなかった丼を注文した。
それがこれだあ。カツ丼850円。

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850円にていきなり満足度が底上げされるボリューム。
味噌汁、お香物、そしてキャベツの千切りのサラダまで付く。
いなほ亭のキャベツはしっかりとした張りのある存在感。

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結構大きい丼の蓋から食み出たカツでボリュームがあるのが如実。



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私の好みである!この卵とじ具合。半熟であるけれど
冷たくはなくしっかりと熱が通ったこの状態は飲唾モノ。


頂いてみると、濃い目の醤油味がたった丼ツユのようだ。
肉は広めな厚さも程良く、柔らかさは特筆するところだろう。
肉はかみこみロースを使用。五日市から仕入れているのか?

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結構下味に胡椒が効いているのが判る。
ご飯とカツのバランスは良い、丼ツユは丼の底までツユダク一歩手前だ。
トンカツのパン粉はますやパンのものをブレンドしているという。
油は拘りの米油を使用しているらしい。だからか?重たくない。


はー!肉、旨い。
音更の端にあるトンカツのお店であるけれど侮れない。
此処までわざわざ足を運ぶ価値はあると思う。ご賞味あれ。




とんかつ・お食事の店いなほ亭
住所 音更町新通り1丁目3番地3
時間 11時~15時/17時~21時
定休 毎週水曜日(隔週休みから変更)
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2010/04/25.Sun

【音更】とんかつの店かつげん

そうさあ、私はカツ丼も大好きなのさあー♪カツ丼の旨いお店は何処なのさ?!で、今のところ個人的に殿堂入りを果たしているお店は鴨川、そしてとんげんなのであります。今回のお店も以前トンカツを食した事があった。その当時のニソロモシリ記事はこちら。そう音更に在るとんかつの店かつげん。少々調べてみるとなんと!かつげんはとんげんの姉妹店として開業したのだと知った。2001年5月にオープン、店主は河合雅弘氏との事。「そういえば…」記憶を探っていくと何となくとんげんとの符合点があるではないか!皿にしたって小鉢にしたってそうそうお味にしたって。しかし未だにとん平(ラーメンとん平の前ね)との関わりが曖昧でよく判らず。ううう、ご存知の方おりましたら教えて(汗)…!

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で、今回は久々に暖簾を潜ってみたのだ、昨年だけどw
またまた以前と同席のカウンターに座ってみるのだ。
あ、メニュー表が新しく作り変えてた。価格は変わらず。


ああやっぱり、どうも接客が前訪の時と差ほど変化なく。
でも人が変わっているのにどうしてこんな方ばっかなの?
女の子がホール担当。挨拶なし。厨房では遠巻きながら
挨拶が聞こえた。


さ、兎にも角にも注文しましょうね。
そりゃー当然かつ丼850円に致しました。
程なくお盆にのり登場した…登場…って?!
そんなに遠くに置いてどうすんのさ……?!
はい、わざわざズイイイーっと私が前に移動。




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旨そうだああ。やっぱり見た目もとんげんみたい。
しかし一口頂いてみると、なんとも優しい味付け。


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へーこんなにも違いが出るもんなんですねー。
丼タレは非常に優しく甘さと和出汁が利いたもの。
半熟具合も私好みで、しかもそのタレも絡み旨い。

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うん、こりゃー旨いですよ。スッキリ、あっさり!
でもしっかりと味の輪郭が残っている。好きな味ださ。
ご飯への染み込み具合も丁度良く、かつげん良いじゃん!

あ、この椀汁はとんげんの節系がっつりの私の大好きな
ものと同じお汁!ここら辺はやはり受け継がれているようだ。

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とんかつの店かつげん
住所 音更町宝来仲町南2丁目3-1
時間 11時~21時(LO20:30)
定休 月2回(不定休)

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2010/02/10.Wed

【帯広】とんかつ専門店我逢亭

久々に此方の暖簾を潜りましたは昨年3月(・∀・)ノ
そのお店の名は我逢亭。ニソロモシリ時代の記事は→こちら

そりゃブ厚いトンカツが売りである。
で、かつ丼ではどんなもんかと続く行脚ww

暖簾を潜ると、もうすでにに其処から其々
完全て隔てられた空間となり気配のみ。
何処吹く風の如く入店の確認を抜きに
右手奥のテーブル席へと足を向ける。

座りメニューを確認(いやもうカツ丼なんですけどねw)し
ひょっとしたら玄関先で待っていたら女将さんは現れる、のかも?
程なくするとお茶を出しに女将さんが登場する。そして
いつもの笑顔で「いらっしゃませぇ」とココで歓迎の意を示す。
……  はずなんだが?あれ??今日はなんか遅いなあ(汗)

待ってみる。すると暫くし親父さんが登場した?!

私「あれ?!珍しいですねーw」
親父さん「あはは、今買い出しに行っててね」

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勿論、注文はかつ丼(ロース)1000円だ。
目の前に現れ、思わず声を漏らしてしまう
トンカツの厚さだ。そして揚げ色なのだ。

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うんとんかつ定食の当時の感想が蘇る。
赤身が多く、揚げ衣のザクザク感はそのまま。
黒い褐色を纏ったトンカツが鎮座し、存在感を
アピールしている豚様は厚さ2センチほどの。

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軽く溶いた玉子をまわしかけ
程良くのち丼にオンザしたのだろう。
気になったのは玉葱の火通しだ。
恐らく玉葱投入後、煮立ては関せず、か。

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出汁の味は和が強く、甘めの感じ。
つゆは多めですんげーツユダクw

一体感を求めてはいけないかも、だ。
出汁含んだトンカツを食っている、
そんな想像をして頂ければ、納得ww

メニューには十勝styleのWEB 特集
豚丼図鑑の記事が挟みこまれていた。

うんうん。






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2010/01/10.Sun

【帯広】味処 き久好

さて大通りに気になるお店がありました。
しかしどうも敷居が高いんじゃないか…?と
暖簾をなかなか潜れる勇気がもてなかったのです。

そんな時もうすぐ五十郎さんが其処の豚丼の記事
アップし「おおそうなんだーあ、あのメニューもあるのか」
と、重い腰をあげる事が出来得るに至った訳です。

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そのお店とは  き久好でしたw
では暖簾を潜ってみましょうかねー

入ると直ぐ左手よりスーっとカウンターが登場。
奥にテーブル席だ。私はカウンターへ。

カウンターの中に厨房が在るようだ。
お?みると茶蕎麦のような色味の蕎麦を仕込み中?
料理のご主人は永年料理界で携わっているかのような
武骨な雰囲気と重鎮さを醸し出している風貌をされている。

メニューを拝見すると“食事処”といった構成なのだが
価格帯が結構アゲアゲであり、躊躇するかもしれない。

折角なので『上』 を注文してみた。
ご主人「はい」おう武骨だww
注文をうけブロック肉から切り分けだ。

そうして
程なく目の前に現れたのが  これだあ。

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上かつ丼1100円。
恐らく卵は軽く箸で数回のみのとじ加減であるか
二度がけし蓋、あとは余熱で火通ししているかと思われる。
舞台は雪原のような白さに「うほーー」と思わず漏らしてしまったw
さすが上?だからボリュームは十分あるように感じる。

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では一礼して、頂きます。
うんカツの厚さは思いのほかあり満足度があがる。
肉の赤身の部分の割合が非常に多く
脂身大好きな私にとっては食べても食べても
到達できない脂身の幸福にヤキモキであった。
和出汁がほんのり知覚されるあっさりした味わい。
ツユが結構底まで沁み込みツユダク一歩手前。


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腹具合は十分満足。『上』でなかったら??
がっつき濃い口が好みな私にはあまりに上品であったか。
しかし女性や薄味好みの方には満足できるのでは。
因みにデフォかつ丼は950円。150円アップで『上』
そりゃ『上』を選びたくなるのも道理でしょww?

他気になるメニューは当然豚丼でもあるけれど
とんかつ定食1100円、上とんかつ定食で1400円。
豚ステーキ定食1450円、更に!ジャンボステーキ定食1850円
辺りが今後の課題として非常に気になるメニューでありました。


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味処 き久好
住所 大通15丁目6
時間 11時30分~15時/17時~22時
   日曜 11時30分~18時(材料がなくなり次第閉店?)
定休日 不定
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