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2010/03/06.Sat

【帯広】カフェ・ル・リベルタン

初訪は20代初めの頃だったと記憶している。
すでに味は記憶の彼方に放ってあったようだ。
それ程の味に対しての興奮と歓喜に震えた。

2009_0414_155759-DSCN1320.jpg

カフェ・ル(レ)・リベルタンという名の喫茶店。
洋館の風情に蔦が外観に纏わり絡まりより別世界の様相を成す。

2009_0414_155739-DSCN1319.jpg

此方のお店はすでに30年程、営業されている。現在お一人で切り盛りされている福田紗智子店主のお店を立ち上げるに至った成り立ちなどは後ほど転載する記事を是非とも参照して頂きたい。歴史である。


かみさんと久々に訪問致しました。
かみさんはお初で「とても異質な空間…」と
悶々として躊躇する店構えであったようだ。

扉を開けてみると以前の風情其のままに
カウンターには圧巻であるカップ&ソーサーの棚。

2009_0414_153113-DSCN1314.jpg

奥に行き、テーブル席に座る。
なんとも欧風な小物や額など。
サラリーの方々や古くからの常連様の
憩いの場であるのがお客様の其々で図る。

2009_0414_153055-DSCN1313.jpg

お一人での切り盛りの為
混み合うとそりゃお時間を要する。

奥様「お時間頂きますが宜しいですか?」
私「大丈夫です^^」

暫くし、
私はにがコーヒー500円を頂く。

2009_0414_154603-DSCN1318.jpg

一口頂き、正直驚いた。
この独特の深いコクは今まで味わってなかったはず。
酸味はほぼ知覚出来ず、苦味とコクが舌に纏わりつく。
どっしりとしたボディであるけれど、深い焙煎でこれ程
までのものが出来上がるのか?!と「グウ…」と唸った。

かみさん「どうなの?」
私「これは…凄いわ…」


で、店内にあった古くあまり目立たない
鉄製の看板?を発見し納得出来得るに至った。

2009_0414_153153-DSCN1315.jpg

そうか、オールドビーンズなのか…!?
さてオールドビーンズとは一般的に3~5年程
生豆の状態で保存し、豆の水分が抜け、独特な
風味を味わえるものとされている。

帯広ではまずオールドビーンズを提供している珈琲店は皆無だろう。
ただその保存・提供には賛否あり、必ずしも「成功」出来るかは否?
此方のお店はどのように仕込んでいるのか是非お伺いしたいところ。

そしてこのオールドビーズンズの特色?を存分に発揮するのは
ネルドリップ方式のようであるが、リベルタンではやはりネル
ドリップで提供されている。ネルドリップでの提供も帯広では
非常に希少な存在と云える。

ブラジルカフェBONのブラジル珈琲(デミダス)でも
驚いたけれど、此方のにが珈琲ほどの興奮はなかったなぁ。

凄いわ。勉強したい。知りたい。

2009_0414_153244-DSCN1316.jpg

かみさんはマイルドコーヒー500円。
其れにも深さは存分にあり、しかし比較的
頂き易い飲み心地であって。これは焙煎が異なるのか?

どちらから豆を仕入れているのか?!
果たして真にオールドビーンズであるのか?
どちらにしろ齢20代初めの頃のチッセい私には
この珈琲の凄さを感じていなかったのは事実だ。

2009_0414_153445-DSCN1317.jpg

随分昔の(10数年程前か?)の十勝毎日新聞に
ひと・十勝という題で喫茶店特集を組んでいた。
その切り抜きは自身大事に保管しているが
Webでも公開されている。いつ消えるか度々不安…

その記事を転載する。



「“夫のコーヒー”守りたい」

おいしく入れる勉強もっと

「主人がやっていた通りにやろうとしているのですが、まだまだ未熟。もっと勉強しないと―」。二人三脚で店を切り盛りしてきた夫の豊さんが他界したのは1997年。コーヒーを入れるのはもっぱら豊さんの仕事だったから、店を続けるかどうか迷いもあった。しかし、「せっかく皆さんに親しまれた店。ここでやめては、あまりにも申し訳ない」と決意。以後、「コーヒーをおいしく入れるのに全力投球」の日々が続いている。

浅草生まれの江戸っ子で、根っからの“リベルタン(自由人)”だった豊さんと、東京の東中野で“コーヒー屋”を始めたのは35年ほど前。81年、「都会を離れ、地方都市の生活を送りたい」という豊さんの希望で帯広に店を建て、開店した。

建物から食器まで欧州風に

豊さんはこだわりの強い人だった。店で出すのはヨーロッパコーヒーのため、店は洋館風の建物にし、壁にはツタをはわせた。食器や家具などはヨーロッパで集めたものだ。カウンターの棚には集めた絵皿やカップなどがずらりと並ぶ。「コーヒーは原料(豆)が7、腕が3」とよく言っていた。いい豆を布ドリップで入れることにこだわった。 「お湯の温度をちゃんと設定し、同じペースで同じ量を同じタイミングで注ぐ。コーヒーを入れるのは17年ぶりぐらいでしたので、主人がやっていた通りにはなかなかいきません」。豊さんが亡くなって2年が過ぎ、少しずつ慣れてきた。「こだわってばかりではいけないかもしれませんが、おいしいコーヒーを提供する―そのことだけは守っていかないと」 カウンターの一隅には豊さんの写真が飾られている。店内の食器や家具類は豊さんが亡くなったときのまま。何一つ変えていない。「一生懸命に磨いているんですよ」。夫が残した“おいしいコーヒー”という遺産を守るため、ひとりでの奮闘が続く。

(社会部=武内哲 00.4.5)

帯広市出身。夫の豊さんと東京でコーヒー店を営んでいたが、1981年に紗智子さんの実家がある帯広でコーヒーの店「カフェ・レ・リベルタン」(帯広市東11南11)を開店。2人だけで店を切り盛りしてきた。97年に豊さんが67歳で他界。以後は1人で営んでいる。



素敵な企画であって、帯広の喫茶の歴史も垣間見れる特集であった。
私は記事を読み、その方々の歴史の一端を知る事ができ、感動したものだ。


カフェ・ル・リベルタン。
私の珈琲人生に一石を投じた。
グルリと固定概念を覆された。
素晴らしいお店である。

スゲーよ。此処の珈琲…


で、
カフェ・ル・リベルタン?
カフェ・レ・リベルタン??




カフェ・ル・リベルタン
住所 帯広市東11条南11丁目1-26
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